既刊「2台ピアノのためのピアソラ」(音楽之友社)収録の同曲がバージョンアップされて更にドラマティックになりました。アディオス・ノニーノとは「さようなら、お父さん」という意味。巡業先のプエルト・リコでピアソラは最愛の父ビセンテ(愛称ノニーノ)の突然の死の知らせを受けました。ニューヨークに戻りひとり自室にこもって書き上げたのが、この亡き父へのレクイエムとして書かれた傑作「アディオス・ノニーノ」です。ピアソラにとって終生の代表作で、生涯最後のステージのアンコールで演奏したのもやはりこの曲でした。2台ピアノの特性を活かして二人の奏者が対話するかのような編曲となっています。

Adios Nonino（アディオス・ノニーノ）(1959) ピアソラの最愛の父に捧げられたレクイエムといえるだろう。 当時、新たな活動拠点を探していたピアソラは、大きなスランプに苦しみながらもニューヨークにその居を構えたところであった。父の訃報を知らされた時、彼は深い悲しみに打ちひしがれながらも一気にこの曲を書き上げたのだった（"Nonino"は父親の愛称）。 "Adios Nonino"はピアソラの代表作で、彼は生涯にわたってこの曲を演奏し続けた。 かつて父のために創った曲「ノニーノ」のモチーフを展開させた力強いリズミカルなパートに対してコントラストを描く旋律が美しいこの作品は、現在も最も人気のあるタンゴ曲としてアルゼンチンの人々に愛されている。

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曲名：Adios Nonino（アディオスノニーノ） 作曲者：Astor Piazzolla 編曲者：山本京子 演奏スタイル：２台のためのピアノ 譜面構成：ピース譜　（14ページ／126小節） 仕様：サイズ：縦309ミリ：横227ミリ（見開きＡ3サイズ大）／中紙：楽譜面　135Ｋ（一般的なピアノピースと同等／表紙：200Ｋ（楽譜を立てた時に折れ曲がらないよう適度に厚い） ※この商品は、JASRAC（社団法人　日本音楽著作権協会）ならびに、権利者の出版利用許諾を得ている作品ですので、安心してお求め頂けます。